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貧血外来

貧血外来について

貧血外来について

ヘルスマネージメントクリニック西新宿では、お悩みの方が多い一方で放置されがちな「貧血」を診療する貧血外来を開設しております。
貧血と指摘されたけれど特別治療をしていないという方、貧血の症状で長くお悩みという方、貧血かもしれないので調べたいという方は、ぜひ一度当院の貧血外来にご相談ください。
貧血は“体質だから治らない”と捉えられがちですが、原因を調べ適切な治療を行えば、改善が可能です。貧血の改善により、疲れやすさや立ち眩みなどの症状の軽快、運動パフォーマンスの向上といった効果も期待できます。

当院の貧血外来の特徴

  • 一人ひとりに合った最適な治療をご案内
  • お昼休憩なし!午前10時~午後6時まで診療
  • お忙しい方のための長期処方も対応可能
  • 「西新宿駅」直結!駅近クリニックで通いやすい
  • クレジット払い推奨で後払いも可能!

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貧血とはどういう状態?

貧血とは、血液中の赤血球の数、赤血球中のヘモグロビンの量が不足することによって、全身の組織に十分な量の酸素を届けられなくなった状態です。酸素量が不足することで、さまざまな不調をきたすのです。
貧血は病名ではなく、あくまで上記のような状態を表す言葉です。

貧血の症状チェック

ヘモグロビンの量が減ることで、以下のような症状が見られます。

疲れやすい/倦怠感がある

ちょっと身体を動かしただけ・短い時間集中しただけで疲れてしまう、あるいは1日中だるさが続き休んでもスッキリしないという症状です。

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立ち眩み、めまい

貧血になると、脳も酸素が不足した状態となります。立ち眩みやめまいによって転倒し、ケガをしてしまうということもあります。

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爪や髪が弱った(割れやすい・抜けやすい)

鉄の量が不足すると、爪や髪、皮膚の健康状態・見た目が損なわれることがあります。爪の先が反る「スプーンネイル」は典型的な症状です。

顔色が悪い

ヘモグロビンは赤色をしています。このヘモグロビンが不足することで、顔の血の気が失われ、青白く見えることがあります。

貧血の主な原因

貧血は主に、以下のような原因によって起こります。

  • 栄養の不足
  • 慢性疾患
  • 血液疾患

栄養の不足としては、まず鉄の欠乏が挙げられます。その他、ビタミン、葉酸、銅が欠乏して貧血が起こることもあります。
また、出血性の消化器疾患、慢性腎不全、白血病など、さまざまな原因疾患の可能性も考えなければなりません。

男女で貧血の原因はちがう?

貧血は、男性よりも女性に多く見られます。女性に多い理由としては、月経の存在が挙げられます。
一方で出血性の消化器疾患(潰瘍・がん)を原因とする貧血は、女性よりも男性に多く見られます。
このように、貧血の原因は性別によって傾向が異なります。

貧血から考えられる病気

「貧血は体質だから」と捉えて受診を怠ると、以下のような病気を見逃してしまうおそれがあります。

鉄欠乏性貧血

鉄欠乏性貧血は、貧血のタイプとしてもっともよく見られます。うち、ほとんどは食物からの鉄の摂取不足を原因とします。
ただし、後ほどご紹介するがんや潰瘍などの出血によって、鉄欠乏性貧血を起こすこともあります。

大腸がん

初期はほぼ無症状の大腸がんですが、進行すると出血しやすくなります。
出血時には、血便も認められます。

胃がん

胃がんも初期症状に乏しい病気です。進行すると出血し、タール便(黒い便)、貧血、場合によっては吐血が見られます。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍

胃や十二指腸潰瘍の粘膜が深くえぐれる病気です。潰瘍から出血すると、タール便、貧血、吐血といった症状を伴います。

白血病

白血球の数が減少することで血小板や赤血球の数も少なくなり、出血および貧血が起こりやすい状態となります。

慢性腎不全

腎臓の機能が著しく低下すると、赤血球をつくるホルモンの分泌が減少し、貧血を起こすことがあります。

貧血を放置するとどうなる?

貧血を放置するとどうなる?

疾患を原因とする貧血の場合、医療機関を受診せずに放置していると、その疾患の発見・治療が遅れます。とくにがんの長期の放置は、命を危険にさらすことになります。
貧血とは、全身の組織へと十分な酸素を届けられない状態です。たとえ疾患を原因としない場合であっても、このような状態が続くことで、心臓に負担がかかります。長期にわたる放置では、狭心症や心筋梗塞のリスクを高める原因となることがあります。
つまり原因にかかわらず、貧血は「放置してよいもの」ではないということが言えます。
気になる症状がございましたら、お気軽に当院までご相談ください。

貧血の検査(基準の数値)

貧血の検査は血液検査を行います。
検査項目としては、血液中の赤血球・ヘマトクリット・ヘモグロビンの値を調べます。
性別・年齢によって基準値は異なりますが、ヘモグロビンが10~12g/dlで軽度の貧血、7~9g/dlで中等度の貧血、4~6g/dlで重度の貧血と診断されます。

貧血の治療

まず原因疾患が見つかった場合には、その疾患に応じた治療を行うことで、貧血を改善します。
それ以外の場合には、食生活の見直しによって貧血の改善を図ります。食事で十分な鉄を摂取することが難しい場合には、鉄剤の処方をいたします。その他、注射やシロップ剤によって補給することも可能です。
多くの貧血は鉄欠乏を原因としますが、葉酸やビタミンB12が不足して起こる貧血もあります。葉酸・ビタミンB12についても、食事、薬剤・サプリメントで摂取・補給します。

貧血におすすめの食事

貧血におすすめの食事

バランスの良い食事であることが大前提ですが、貧血の場合には特に鉄・葉酸・ビタミンB12を十分に摂ることが大切になります。
以下にて、各栄養が豊富に含まれる食品をご紹介します。ご覧になって分かる通り、レバーは非常に優秀な食品と言えます。鉄は豚レバーに、葉酸は鶏レバーに、ビタミンB12は牛レバーに、それぞれ特に多く含まれます。

鉄…レバー/肉類/魚/貝類/豆類/小松菜/ほうれん草/海藻類
葉酸…レバー/ブロッコリー/枝豆/芽キャベツ/ドライマンゴー/イチゴ/マンゴー/アボカド
ビタミンB12…レバー/貝類/魚/鶏肉/乳製品

※特定の食品ばかり摂ると、他の栄養が不足して結局は偏りが生じる原因となります。食品をバランスよく摂ることが、栄養のバランスを保つことにつながります。