TOPへ

倦怠感がある/疲れやすい

倦怠感やだるさ、疲れやすさを
感じている方へ

倦怠感やだるさ、疲れやすさを感じている方へ仕事で忙しい時期、寝不足になった翌日など、「身体がだるい」「午前中なのにもう疲れている」といったように感じることがあります。このような一時的な生活習慣を原因とする場合、その生活習慣が元に戻れば症状も改善します。
しかし、しっかり休んで心のストレスもそれほどないのに、だるさや疲れやすさが続く、繰り返されるといった場合には、糖尿病をはじめとする何らかの疾患を疑う必要があります。
特に、だるさ・疲れやすさ以外の症状を伴う場合は、注意が必要です。まただるさ・疲れやすさ単独であっても、これらは立派な“症状”ですので、気になる場合にはお気軽にご相談ください。

倦怠感・疲れやすさの症状チェック

倦怠感や疲れやすさに関連して、以下のような症状はございませんか?

倦怠感・疲れやすさの<span class=
症状チェック" />
  • しっかり休んだはずなのに倦怠感・疲れやすさが何日も残っている
  • 集中力や思考力が低下し、仕事や家事でケアレスミスをしてしまう
  • すぐ座りたくなってしまう
  • 朝起きられない、休日に昼過ぎまで寝てしまう
  • 頭痛、発熱、ふらつきなど他の症状を伴う
  • 食欲がない、ごはんがおいしく感じられない
  • 気分が落ち込み、精神面でも辛くなってきた
  • 好きだったことに興味や関心が持てなくなった

1つでも当てはまる場合には、お早めにご相談ください。

倦怠感は糖尿病のサインかも?疲れやすさを感じる理由

糖尿病の症状の1つに、倦怠感が挙げられます。
食後に血糖値が上昇した時、血糖値を下げる薬の内服・インスリン療法を主な原因して起こる低血糖の時、それぞれだるさ・疲れやすさが生じます。
当院では糖尿病内科を開設し、お仕事などのライフスタイルに合わせた治療を行っております。

高血糖の時

糖尿病の人は、慢性的に血糖値が高くなります。特に食後は、血糖値が急上昇します。
高血糖の時は、ブドウ糖が細胞にうまく吸収されていません。活動するのに必要なエネルギーが確保できないために、倦怠感や疲れやすさを感じます。

低血糖の時

血糖値を下げる薬の内服、インスリン療法を主な原因として、血糖値が下がり過ぎた時にも、活動に必要なエネルギーを確保できず、倦怠感・疲れやすさを感じます。
一方、健康な人であっても、食事の量が少なすぎる・あるいは食事を摂るタイミングが遅れるなどして倦怠感・疲れやすさを感じます(お腹が減って元気が出ない状態)が、糖尿病の人はより食事の影響が大きくなります。

糖尿病以外の原因と
考えられる病気

倦怠感や疲れやすさを引き起こすのは、糖尿病だけではありません。
病気以外で考えると、栄養不足がまず挙げられます。考えられる病気とあわせて、ご紹介します。
その他、不規則な生活リズム、睡眠不足、過労、ストレスなども、倦怠感・疲れやすさの原因となります。

栄養不足

食事量が少なすぎる場合はもちろんですが、たくさん食べていても以下のような栄養が不足すると、倦怠感・疲れやすさの原因となります。

鉄分不足

鉄分は、全身の細胞へと酸素を運搬します。鉄分が不足するとこの働きが十分でなくなり(鉄欠乏性貧血)、倦怠感・疲れやすさなどの症状を引き起こします。それ以外にも、ふらつき、食欲不振、息切れなどの症状が見られます。

糖質不足

糖質は、体内で分解されてブドウ糖などの栄養素となります。糖質が不足すると、細胞の重要なエネルギー源であるブドウ糖が不足することになり、倦怠感や疲れやすさを招きます。近年は、糖質ダイエットが原因となるケースが増えています。

タンパク質不足

タンパク質は、骨や筋肉、血液、臓器などに欠かせない栄養素です。不足することで、筋力の低下・貧血を招き、倦怠感や疲れやすさの原因となります。特にタンパク質は、中高年で不足しがちな傾向があります。

ビタミンB不足

ビタミンB群は、糖質やタンパク質、脂質からエネルギーを作り出す役割を担っています。特に疲労回復に役立つビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6の不足は、倦怠感や疲れやすさにつながりやすくなります。

糖尿病

食べ過ぎ、お酒の飲み過ぎ、運動不足、肥満などを原因として発症する生活習慣病です。初期はほぼ無症状ですが、進行すると倦怠感・疲れやすさ、のどの渇き、多飲、多尿・頻尿などの症状が現れます。

詳しくはこちら

風邪

感染したウイルスや細菌を排除するための防御反応や炎症によって、発熱やのどの痛み・咳、倦怠感・疲れやすさ、鼻水、頭痛といった症状が発生します。

腎不全

腎不全になると、尿毒症物質が蓄積し、その典型的な症状として倦怠感・疲れやすさが生じます。また腎障害に伴う貧血、排尿障害に伴う高カリウム血症なども、同様に倦怠感・疲れやすさの原因となります。

貧血

鉄分の摂取不足、消化器からの出血などによって貧血を起こすと、全身の細胞に酸素が行き届かなくなり、倦怠感や疲れやすさが引き起こされます。その他、食欲不振、ふらつき、息切れなどの症状も見られます。

うつ病

気分がひどく落ち込み、家の中で身体を動かすのもおっくうに感じます。興味や関心の低下、睡眠障害、食欲不振といったさまざまな症状も重なり、重症例では社会生活を送ることが困難になります。

急性肝炎

主に肝炎ウイルスの感染によって起こる病気です。発熱などの風邪症状から始まり、吐き気・嘔吐、倦怠感、疲れやすさ、黄疸、褐色尿などの症状が続きます。

倦怠感や疲れやすさの治し方

糖尿病、風邪、腎不全、貧血、うつ病、急性肝炎といった疾患が見つかった場合には、それぞれに応じた治療を行うことで、倦怠感・疲れやすさの改善が期待できます。
病気を原因としない場合、あるいは病気の治療と並行した以下のような治療・対策も、症状の改善に役立ちます。
※糖尿病などの治療として食事療法・運動療法が行われている場合には、そちらを優先します。

食事療法

食事療法糖質・タンパク質・脂質、ビタミンB群、鉄分をバランス良く接種しましょう。ビタミンCも、疲労回復に役立ちます。
栄養が不足しないよう、糖質を極端に減らすなどの無理なダイエットは控えましょう。3食を規則正しく摂ること、ゆっくりよく噛んで食べることも大切です。

運動療法

適度な運動は、代謝を活性化させ、ストレスホルモンの減少を促進します。また、適度な疲労感によって入眠がしやすくなり、睡眠の質も向上するため、倦怠感・疲れやすさの改善が期待できます。
運動の種目は問いませんが、楽しく継続しやすいもの、ケガのリスクが少ないものがおすすめです。運動から離れていた人は、ウォーキングから始めるのが良いでしょう。

休息・睡眠

休息・睡眠休息・睡眠は十分にとってください。個人差はありますが、1日7~8時間の睡眠を確保することが推奨されています。起床時間を一定にすること、先述した適度な運動を習慣化すること、夕方以降は心身のリラックスタイムに当てることなどが大切です。

注射・点滴

注射・点滴にんにく注射、プラセンタ注射などによって、疲労の回復を促すという方法です。根本的な原因の解決がもっとも重要ですが、補助的な治療としてはとても有効です。
当院でも、疲労回復や美容効果、病気の予防などを目的とした自費の注射・点滴に対応しております。

詳しくはこちら

原因疾患の治療

原因疾患が見つかった場合には、その疾患の治療を最優先します。
当院では、お一人おひとりお身体の状態、ライフスタイルに合った治療を提供しております。また必要に応じて、専門の医療機関と連携をとりながら、患者さんにより良い治療をご案内いたします。
お仕事やご家庭のご都合、忙しさなどを考慮した治療計画を立案いたしますので、どうぞ安心してご相談ください。

詳しくはこちら